収入のいい職業につきたいならば、弁護士がいいという人は多いようです。厚生労働省によって行われた2008年度の調査では、弁護士の一年間の収入は801.2万円、月々55.3万円の収入があるそうです。弁護士という職業は、弁護士法に定める弁護士の資格を有する者です。
民事、刑事、企業法務、臨床法務、予防法務、戦略法務など法律全般における専門家のことです。主に弁護士事務所に所属したり自分で弁護士事務所を設立して、裁判の弁護などの案件を受注、着手金、法廷での弁護の費用、成功報酬を得るという収入スタイルになります。
国際弁護士とは、日本以外の国での弁護士資格を得た弁護士です。扱う案件も増え、収入の大幅アップが見込める職業でもあります。日本だけの現状を考えると、2002年の司法制度改革推進計画閣議決定に基づき、2010年に司法試験合格者を年館3000人程度を目指すとの方針のもと、合格者の増加が図られています。
特に弁護士の人口は急激なペースで増加しています。今のペースで弁護士が増員してしまうと、弁護士人口は2018年には約5万人となる見込みです。弁護士になっても法律事務所、企業、官庁等に採用してもらえないという弁護士の就職難時代がやってくるとも言われています。弁護士の資格は取っても就職先がなく収入も入らないという、困った状況にもなりかねません。
近い将来の弁護士の需要を検討した場合でも、社会的に弁護士の存在が求められるようなシチュエーションにはなりにくいようです。弁護士という職業につきたいという人は、収入見込みについても考えてもいいかもしれません。