人材によって採用のされやすさがあるようです。いくつもの会社の採用される人と、一向に採用されない人とがいるのは、多くの人が知るところです。学歴には大した違いがなく、同一大学の学生であっても、軒並み不採用の人と採用ばかりの人とがいます。両者の異なる部分とは、どこなのでしょう。
学業の中身や大学にる学部の扱いにである程度の差は出るのかもしれませんが、それらを差し引いても採用と不採用は個人差がありすぎるようです。採用企業側が着目するポイントは、面接をしている相手に会社で働いて欲しいと思うかどうかが大事になってきます。
勉強の成績が良かった学生であれば言うことはありませんが、学問と仕事は切り離して考えられます。学校の成績も大切ですが、社会人としての常識やモラルの有無、協調性や向上心などの人間性や適性が、求めている人材とマッチしているかどうかが採用の大切なポイントになります。
書類審査から始まって、二次、三次と何度も選考ステップを重ねるのは、色々な見方を重ねてトータルの人物像を見極めたいからです。新卒を採用する場合は、現時点で戦力にならずとも今後頼りになる人材になって欲しいと思っていることが多いので、育てる価値がある人物かどうかを知りたいと思っています。採用する企業の立場から見ると、手塩にかけて育てた人材が、これからという時に退職しては損をするばかりです。
会社から、有用な人材と見てもらうためには、大学時代の成績も重要ではあるものの、1日2日では身につかないような人格を持っていることが、採用を左右するのです。