将来的に、会社の未来をしょって立つ人材を求めて採用を決定したものの、ほんの数年で退職してしまうという若い人が多いようです。仕事をする職場では良くある話ですが、会社側にとっては相当な時間と費用の損失となります。しっかり検討をして、この人ならと思えた人材を採用できても、辞表を提出されては全てが水の泡です。無闇に辞めていまわれないよう、企業側としても様々な取り組みを行っているようです。
不況の影響で人減らしをしなくてはならない時など、残って欲しい人材に限って早い段階で退職してしまい、いらない人材ほど残るということがあります。頼りになる人材を会社に留めておくことは、意外と大変です。いったん社員を減らしても、景気が回復すれば今度はどの会社も積極的に採用に動き出します。
そんな時、教育の時間を惜しんで今すぐ役立ってもらいたいならば中途採用が向いています。時には好条件を提示して他社から引き抜いたりする場合もあります。この頃はネットでの人材登録が可能な就職支援サイトもあり、利用者が増加しているようです。そのため、転職活動をするつもりなら、資格を増やしたりスキルを磨くなどして、自分という人材を高めたいものです。
会社側だけが苦心をしているわけではありません。企業がどのような人材を求めているのか、自分はどうすればその人材に近づけるかが、採用の鍵です。