最近人気の海外就職につけこんだ悪質な就職商法も増加していますので、注意が必要です。痛い目に合うことのないように、海外に就職することばかりに気を取られないようにしましょう。
例えば面接商法というものが、悪質な就職商法に存在します。ホームステイや旅行の勧誘メールばかりが、海外就職に応募したはずなのに届くのです。海外企業の就職面接を利用した、面接に来たはずが、語学スクールの勧誘をされてしまったなどの悪徳商法も存在しています。
面接時に不穏な空気を感じたら、すぐにその場を去ることも考えなくてはならないでしょう。しつこく勧誘してくるようならば、専門機関に相談することをお勧めします。試用商法と呼ばれている悪質な商法もあるので注意が必要です。
正規の給与より安い賃金で、試用期間だからといって労働させた後、正式雇用をなんらかの理由を付けて拒絶するという商法になります。企業側から解雇することも、確かに試用期間中は可能なのですが、違法なのはまったく正規雇用の意志が無いまま労働者を使い捨てのように扱うということです。
また違う悪徳商法に、査証商法というものがあるようです。海外就職を実際にする場合には、雇用主である企業が就労査証の取得費用は支払うものです。にもかかわらず、普通よりもさらに高い金額を求職者側に提示して、その支払いをさせようとするような悪質な業者もいます。
悪質商法についても、海外就職を考えている場合には情報収集しておくことが重要なのではないでしょうか。