就職説明会とは
就職説明会は会社や大学の主催するものですが、就職活動のファーストステップだといえます。大学の就職説明会では、就職活動のノウハウやエントリーシートの書き方など、就職活動に取り組むに当たって基礎的な説明があります。会社毎の採用方針や求人の方向性、その会社の内容などを知るには、会社の就職説明会に行くことになります。会社によっては、就職説明会に参加した人を対象に採用試験を行うところもあります。
合同企業説明会では、求人を出している複数の企業が一堂に会し、多くの学生を相手に説明を行います。合同就職説明会では行く前に参加企業を調べておき、どこを先に回るか考えておくと、お目当ての会社の話を聞くことができます。
就職説明会では、エントリーシートを作成します。内容は名前や出身校、自己PRなどで、エントリーシートが面接の材料に用いられることもあります。こちらからの質問に答えつつ、採用日程や会社情報などが担当者から話されます。強引に質問をひねり出すことはないでしょうが、質問は熱心さの現れと受け取る会社も存在します。
入りたい企業であるなら、聞きたいことを準備していってもいいでしょう。採用試験の日程説明を聞くには就職説明会に出る必要があるという会社もあります。
就職説明会の心得
就職説明会とは、採用されたい会社の担当者と顔を合わせる場所です。初めてなら、かなり緊張するでしょう。たくさん行くうちに慣れてきますので、場慣れすることを優先してもいいかもしれません。
企業側からすれば就職説明会の延長線上に採用試験があるわけですから、個別に開催されるとしても油断は禁物です。中には採用試験同然の厳しい目を向けている会社もあるようです。
就職説明会に行く時は、最初から最後まで気を抜かないようにしましょう。初見の印象作りは心を配りたいものです。服装はスーツで、身だしなみは整えることが大事です。髪型や化粧なども清潔感のある、きちんとした格好で行きましょう。携帯電話の電源は切るかマナーモードにしておくこと、時間は厳守することもマナーの行きとどいた、時間感覚の発達した人間と見なされるために重要です。
席に座る時は、できるだけ前に座った方がやる気をアピールできます。前に座るのは気恥ずかしいという人もいるでしょうが、恥ずかしいからと後ろにいては就職説明会に来た甲斐がありません。
最後にアンケートがあったら、空白りままにせず何らかのことを書くようにしてください。質問タイムが設けられた時も、率先して質問をするといいでしょう。会社について一通りのことを調べておくと、就職説明会の場で聞くまでもないような質問をせずに済みます。
就職説明会の準備
企業の主催する就職説明会では、その会社の将来像や今後の展開などの話が聞けます。会社が話をして終了というものではなく、採用試験に続く第一段階と位置づけている会社も存在します。面接の日程が就職説明会の終了したすぐ後になっているところもあります。行く前に必要な知識を頭に入れておかなければ、せっかく就職説明会に行っても無駄足で終わってしまいかねません。
就職説明会への準備として、求人サイトなどにある会社概要や求人要項は頭に入れておきたいものです。社長のことばや企業の理念といった重要な部分は印刷して何回も目を通しておいてください。求人情報では軽くしか書かれていないことが多い商品紹介、事業紹介、プレリリースなども押さえておき、わからない単語があれば調べておきましょう。
経済新聞や経済雑誌、ニュースサイトから業界情報や近年の動向が読み取れます。前提となる知識があれば、就職説明会での質問もレベルの高いものになります。迷子にならないよう場所はあらかじめ調べておき、時間厳守で行きましょう。
必要な物は忘れずに持って行けるよう、所持品チェックは怠らないようにします。就職説明会ならずとも、スケジュール管理をきちんとしておくことは欠かせないポイントです。就職活動にかける時間は無限ではないですから、就職説明会の予定がぶつからないようにしましょう。