就職観とは
どんなことを就職観というのでしょうか。ここ数年は長期に渡って不景気が続いており就職難の時代となっています。特に新卒者の就職率は低調で、大学生も就職活動に苦戦を強いられています。あらかじめ対策を立てて取り組んでいる学生も、最近の就職試験は狭き門となっているので、多いそうです。
中途採用を行なっている企業は、応募者の自己分析力や将来的なビジョン、志望動機など確認するため、1時間前後で面接を行うケースが多いようです。職業観や就職観というのは、どういった目的意識を仕事や働くことに対して持っているかといったことだそうです。
実際には確立した就職観を持って就職試験に臨んでいる学生は少ないと言われています。ぜひ、自分の就職観について、就職試験を受ける前にはよく考えることをおすすめします。大切なのは、仕事の目的について分かりやすく文章化しながら、自分なりに何のために就職をするのか考えておくことです。
就職観のベースになってくるのは一般的に、何の為に就職をするのかということです。就職することで自分の夢を実現することが目的なのでしょうか。経済的自立を目的としているのでしょうか。しっかりと自分なりに整理しておくことを、就職観に正解はなく人それぞれ違うものなので行っておいたほうが良いでしょう。自分なりの就職観をうまくアピールできる様に、あくまでも自分自身の言葉で対策を立てておくことをおすすめします。
最近の就職観
近頃の就職観の傾向はどのような感じなのでしょう。不景気が世界的に広まっている影響もあり、多くの企業が新卒者の採用を減らしているようです。就職観をどのように持って、就職率が低迷している中、学生達は実際に就職活動を展開しているのでしょうか。
とある調査によると、学生の就職観で最も多かったのは、楽しく働きたいという事です。多かったのは、個人の生活と仕事を両立させたいという意見だといいます。20年前に調査した就職観とあまり変わりがないと言われています。最近の学生の就職観には、人のためになる仕事をしたいという意見も多々あります。
昔に比べて、ボランティア精神を就職観に盛り込むのは、非常に特徴的なことだといえるでしょう。就職観として、社会という組織からの制約と合わせて、自己を生かそうとする気持ちをバランスよく考えている人が現代の若者は多いといえるでしょう。
実際、就職難の時代においては自分のやりたい職業や興味のある仕事に就くことはとても難しくなっています。就職へのポイントとなるのは、後はいかに自分にとってやりがいを見出すかではないでしょうか。
仕事内容や会社だけにとらわれるのではなく、社会への貢献や自分自身への充実した時間の過ごし方やなどについても含めて、自分自信で満足する就職観を広い視野で持つことが大事なのです。